すてきなおまつり特設資料庫のこだわり

 

 

●盛岡流の全山車行事を網羅

 

県北部の盛岡山車 県中北の盛岡山車 県央部の盛岡山車 県南部の盛岡山車


話者近影(志賀理和気神社祭典:岩手県紫波郡紫波町日詰,昭和63年)

〜岩手県盛岡市の秋のお祭り「盛岡八幡宮祭典山車」の作法は、盛岡城下を核として広く南北に伝播しています。私の故郷日詰(ひづめ:岩手県紫波郡紫波町)のお祭りも、盛岡山車に多くを学んで現在に至りました。私 山屋賢一は各地の盛岡山車を楽しみつつ記録に残すことをひとつのライフワークとし、折に触れ南に北に足を運んでいます。
 今日はその成果を自分の記録に残す傍ら、皆様に紹介しようと思います。このようなホームページを作ることもまた、私にとっては見に行ったり写真を撮ったりと同じような、お祭りの楽しみ方の一つです。

@主要盛岡山車行事に「演題悉皆調査」設置
 当該地域でこれまでに出ている歴代の山車の題材(これを演題と呼ぶ)を、表にして紹介しています。飾りを毎年更新する盛岡山車の記録として不可欠の要素であると同時に、非常に調査が困難な内容でもありますが、皆様のご協力でなんとかここまで作ることが出来ました。集合写真に納まらず見落とされがちな見返しについても、出来るだけしっかりと記録している・していく予定です。 サンプル

A主要盛岡山車行事に「祭礼データ」設置
 当該地域各山車組の作風・演題選び・運行作法について、また例年の祭典日程について掲載しています。このページでは、盛岡市内に限らず伝承域一円に見られる山車行事を「盛岡山車」と呼び、これらの体系化を目指しています。本家の盛岡と比較しながら、各地の山車の魅力・特色を楽しんでみてください。 サンプル

B「実際見に行ってみて」設置
 遠路の山車見物は1回限りのつもりで赴き、見物記を書きました。盛岡山車行事のほか、東北地方の様々なお祭りについて書いています。
 私が直接訪ねた時の印象を大事にしているので、間違い・思い違いがあるかもしれませんし、現地に赴くのが大変だったとか旅先で食べたものがおいしかったとか、お祭りに直接関係の無い話題を書いていたりもします。
 正確で整理された情報は各一覧ページにまとめてあります。必要な情報に応じて双方を使い分けてください。 サンプル

C各年毎のページ
 HPすてきなおまつり特設資料庫は毎年8月15日から10月15日まで、岩手県内各地のお祭り見物事後報告を公開しています。報告は出場山車全ての写真・実際に歌われた音頭・私の所感で構成し、殆どのページで私が気に入った山車ほど先に(上に)挙げています。
 山車写真は出来る限り運行中のものを使い、ページ全体を実際に見に行った際の感覚に近づくよう工夫しています。 サンプル




●盛岡山車の作法

〜盛岡山車の作法については、新聞やパンフレット、またネット上に優れた解説がたくさんあります。このページでは、私の興味のない分は思い切って割愛し、専ら直に見て確認できた概観の描写をさらりと書いています。盛岡市内の作法だけでなく、広く伝承域の事例を挙げて比較してみました。



●盛岡山車の主な演題

〜盛岡山車は、毎回趣向を凝らす人形飾りがどういう場面を表しているかを知って見てみることで、より楽しむことができます。逆に演題のストーリーがわからないと全くといっていいほど面白くありません。ここに書いたのは、歴史好きや歌舞伎マニアの解説ではありません。山車を通してこれらを好きになった私なりの演題解説です。演題名をクリックするほか、ページ内の写真をクリックしても解説ページに飛び、手軽にストーリーを追えるよう作りました。サンプル

@演題の由来
 山車の場面や音頭の意味が良くわかるように掻い摘んで書いたオリジナルの文章です。山車を楽しむ上で特に必要のない知識は、思い切って省略しています。
※ですので、当該用途以外に転用される場合は必ず一報をください。不正確な解説になることがあります。

A山車の概観
 当該演題の山車がどのような姿をしているか、文章のみに頼ってもわかるように書いています(ほとんどの場合、自信が無いので写真を入れていますが…)。見所と個人的に思っている部分も紹介しました。
※演題項に添えている写真は、歴代の名作に加え、私にとって思い入れが深く、当該演題を味わう際の基準にしている一作を極力入れるようにしています。

B他の地域では
 同名の演題が盛岡山車以外の作法下でも作られていることがあるので、盛岡山車との共通点・相違点を書き出しながら相互の個性を検討しています。

C音頭
 「盛岡の叙事詩」ともいうべき山車の音頭上げの歌詞を紹介しています。定型句に載せて物語りのあらすじを時に劇的に描いている名句を揃えました。私が実際に耳にし運行中に聞き書きしたものに加え、古い絵紙や扇子から書き出したものも網羅しました。
※句によっては複数の組に共有されているものもあるため、どの組の音頭かは敢えて表示していません。必要な場合は個別にお知らせいたします。




●盛岡山車以外の山車行事



●郷土芸能のページについて

〜郷土芸能に関する記載については、大学時代の「すてきなおまつり」で山車の記載と二本柱で製作していたものですが、特設資料庫では山車に比重をかけて編集し直しているため、参考程度の掲載としました。さらに岩手県立博物館出向に際して、大部分を非公開としております。文献資料よりも実物を見て得た情報(印象)を重視した手記です。 お手軽に入るには「北上みちのく芸能祭り見物記」から



●写真について

〜ホームページに掲載している写真は、岩手県下で人形山車を製作しているすべての団体の作品が少なくとも1作品は見られるように選んでいるものです。基本的に筆者の主観において良い出来のもの、該当する団体の作風がよく顕れているものを選んでいます。

 写真の周りを文章でうずめてしまうのが、このページのこだわりです。写真一枚一枚のエピソードを大事にしています。

 私が急死したり、自宅が火事になったり、現在のホームページサーバーが閉鎖されたり、さまざまな要因によって現在蓄積している盛岡山車に関する資料が失われる危険があります。保管が必要と思われるものについては、ご覧になっている皆様の判断において逐次保全にお努め下さい。



●このサイトの欠点

〜ホームページ製作に関して、下記の5点をはじめ私にとって興味のないことを省いて記載しました。辞書的利用等にたえうる普遍性はありません。あらかじめご了承ください。(このことについて改善の見通しは立てておりません)

(省略事項)
 1、山車行事の由来・発祥に関すること
 1、山車の構造・製法に関すること
 1、参加者の作法に関すること
 1、既に廃絶した山車行事に関すること
 1、山車組の内情に関すること







…旧作復刻等について…

 話者が大学時代に作った「すてきなおまつり」乃至「南部山車番付」というサイトは、平成17年6月に閉鎖してしております。内容は、日詰祭り・盛岡祭り・石鳥谷祭り・沼宮内祭り・一戸祭り・川口祭りなどを筆者が情感をまじえてことこまかに筆記した文面と、筆者が実際に見ている昭和58年からの各地域の「名作」写真、思い出深い作品の写真、平成13年以降に作られた盛岡流の山車ひとつひとつの感想(「辛口所感集」)…などです。
 参照されたい方には、山車に関する部分の全文面を焼き込んだCD−ROMをお貸ししますので、サイトアドレス
sutekinaomaturi@hotmail.co.jpに送り先の住所をお知らせ下さい(郵送料等若干のご負担をお願いすることがあります)。



※ガイド無しで頭から最後までお読みになりたい方はこちら

 

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