仙台祭系(仮)の山車行事
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鳥谷ヶ崎神社・花巻神社(花巻まつり)
(JR
鏑八幡神社(土沢まつり)
(平成15年より見物) (外部リンク) (JR |
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秋葉神社(二子)
(JR 江釣子神社
4月3日に行われる恒例であったが、現在は4月第1日曜日に開催されている。山車は9時過ぎに神事を終えて江釣子神社を出発し、町内を日中いっぱい運行する。毎年第5区が出しているほか、何年かに一度出す地区もある。いずれもマネキン人形を着色するなどして作った手作り風の稚拙な山車で、玉桜や紙製の切花を飾り、幅の狭い立岩で山車を前後に区切って表裏に趣向を作る。演題には「風流」が先行し、「の躰」と締めくくられている。囃子は山車の前の部分に乗り込み、手押し車は先行しない。曲目は二子や黒沢尻と同じ『吉原』『わか囃子(帰り囃子)』である。余芸はいくつかあるが、太神楽の囃子舞を含むのが特徴。 (JR 秋葉神社(黒沢尻)
4月第4週末に行われる秋葉神社の火防祭に、おおむね3台の山車が奉納されている。毎年出すのは第7区と12区で、3区は2年出して1年休み、6区は2年休んで3年ごとに出す。6区と12区は盛岡から装飾一切を借り上げて作る山車で、3区と7区は全て自前の山車である。自前の山車については、等身大の人形を使う花巻風のものだが、組によって12区のような大人形を使う年もあり、まちまちである。山車の前に着物姿の三味線や稚児装束の小太鼓が乗り込み、大太鼓は背面に据えて歩きながら叩く。花巻や土沢のように、手押し車を先行させる組もある。夜間は照明を伴い、第3区は花巻のようにガスバーナーを使う。夜間運行は1日目の夜のみで、2日目は夕方で運行を終える。囃子は「吉原ばやし」と「帰りばやし」で、神社や商店の前で山車を止めて余芸を披露する。7区は権現舞、3区は手古舞おどり、12区は音頭と纏と手古舞踊りをそれぞれ演じ、神社の火防祈祷印をついた白黒刷りの山車の絵を祝儀返しに配る。全山車の合同運行は2日目の午後1時から秋葉神社の神輿渡御に続いて行われ、北上駅前・諏訪神社前を経て諏訪町アーケードを通過する。 (JR |
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一関の山車(岩手県) |
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千厩夏祭りの山車
8月初旬に行われる旧千厩町の夏祭りに登場する山車。花巻市や栗原市から人形を借りて作っている山車もあるが、全て自前で仕立てているものもある。新町の山車は等身大の木の人形を用いたものであり、装飾は紙製の造花が多く、気仙地域の山車の作法に通ずる部分がある。演題名には「風流」「躰」はつかない。囃子は千厩の盆踊りを放送で流し、これに合わせて太鼓を叩く。夜間の運行で、照明が伴われる。 写真は平成16年に登場した「新撰組」。 (平成16年見物) (参考) ※ 催行は7月末日か8月初旬。山車が動くのは祭典期間のうちいずれか1日のみ。 ※ JR 室根大祭の袰祭り
閏年の翌年に行われる「室根神社特別大祭」にて、最終日に仮宮巡り・折壁町内行進を行う6台の山車。ゴムタイヤ2輪の簡単な台車の上に岩場を組み、中央にご神体を安置する館を建てて表裏に人形を飾る。表を「前風流」背面を「送り風流」と呼び、前風流には幟を背に十字に背負った騎馬武者の趣向が多く用いられる。牡丹は「曲録の花」を使い、色とりどりのものを両脇に各7個付ける。人形の足元に垣根を作り、菊の花を飾る。「お殿様」といって裃を子どもに着せて馬に乗せ、山車に先行させる。運行時に囃子は付かず、曳き子が「わっしょいわっしょい」と掛け声をかけて山車を揺らしたり、回転させたりするだけである。町内の若衆で運行されるが、奉仕者の名を明確にして個人の出資で山車を出すことが多く、共同出資の場合は「寄内(よない)」と呼ばれる。祭典関係者が山車に等級をつけ、一番上等なものが行列最後尾、次に上等なものは行列の先頭に配置されるという。 (平成17年見物) (参考) 開催日:旧暦の9月17日から3日間、近年は10月第3金土日 時間帯:最終日(日曜)朝8時仮宮三巡・9時町内・10時半解散 最寄駅:JRドラゴンレール大船渡線 |
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5年に1回開催される二社合同式年大祭に登場する山車4台。館山車といって、台車の舞台の中央にご神体を安置した「やかた」を立て、前後に人形飾り、左右に岩や紙製の造花や波しぶきなどを飾ったもの。館を著しく背高に作り、電線をよけるときはこれを後方に倒す。このときご神体も一緒に倒れる。人形飾りは正面から見るよりも、斜めから眺めたほうが見栄えがするように作られているようで、見返し人形も、背面の中心ではなく左端右端に寄って横向きに目線を設定している例が多い。表の趣向は騎馬武者を用いたものが多く、必ず馬が草鞋を履いている。花は全て和紙作りで、岩場に差し込んである菊・藤、色とりどりの紙牡丹(水沢や広渕で見られるものに似ている)、数種の製法による桜などのほか、団体によっては椿が添えられることもある。水しぶきは竹串を水色に塗って、先に紙を巻いている。囃子は当地の虎舞・権現様に見られるものと同じで、背面に据えられた太鼓ひとつをたたき、笛を添える。平成に入ってからは2・7・12・17年に開催されている。 (参考) 開催日:10月第3週末 山車組:大町組・荒町組・和野組・森前大石鳴石馬場組 最寄駅:JRドラゴンレール大船渡線 (外部) |
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盛町五年祭(天照御祖神社式年大祭 4年に1回)に「館山車」と俗称される風流山車が2台登場する。電線を避けるために山車の中央に立った館を後ろに倒す仕掛けがあり、館を立てると高さは10メートルほどになる。館は柱にくくった綱や竹竿などを使って手動で倒す。山車人形は表裏に配し、ともに「風流」を冠す。騎馬武者ものがよく採り上げられ、どの人形も支えの柱がまったく見えないように組まれる。館の中央に安置する束帯姿の神像と、柄杓をささげた女性の像は、演題に関わらず必ず飾られる。このほかに和紙で作った牡丹(曲録の花)、桜(玉桜ではない)、菊、藤などを飾る。藤は幹を伴って一番下に飾られる。囃子は太鼓2つと笛を使う。木町組は歩いて叩くが、下町組は山車に乗って叩く。宮城県北部のリズミカルな山車囃子とは似ておらず、陸前高田の七夕囃子に近い。 (平成18年見物) |
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5月4日に開催される世田米(せたまい)の式年大祭(3年に1回)に登場する山車のうち、仲町組の山車のみが騎馬武者の人形などを乗せた風流山車で、神像を納めた館を中央に頂き、背面に「見返り」を備えたものである。造りは陸前高田市高田町の館山車に近いが、高さは4メートル前後に調整されていて折り曲げの仕掛けは無い。大船渡地方の権現様の入り拍子に似た曲と、陸前高田のけんか七夕太鼓に似た曲の2曲の囃子があり、笛と山車後方を歩く大太鼓2基で奏でる。囃子とは無関係に「よいよい」という掛け声で山車を引く。平成10年は『関ヶ原の戦い/八重垣姫』、平成16年は『桶狭間の戦い』、平成19年は『源平の戦い(写真)/藤娘と八重垣姫』の山車が出た。
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毎年4月第3日曜日に開催される「河南町広渕鹿嶋ばやし」の山車3台。明治期以来の優美な風貌の山車人形で、大型のものは中央に館を据え、前後に人形を飾る。中型のものは表面のみに人形を飾り、背面は造花や岩場のみである。山車の四方に盛り上がった張子の岩を、彩色によって滝や海に塗り分ける。桜は枝垂桜と立桜をそれぞれ奔放に飾り、側面には紙の牡丹、装飾同士の隙間には、「あらかくし」として紙で作った菖蒲などを飾る。休憩所ではあらかくしの造花を引き抜き、まつり囃子にあわせ「はねこ踊り」を踊る。 (平成16・17年見物) (JR JR気仙沼線「前谷地」(石巻線でも通る駅です) |
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登米市(宮城県) 登米神社 |
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毎年9月第3土日開催の「とよま秋祭り」の山車で、約20基登場。粘土で作った素朴な人形を表裏に飾っている。 (平成16年見物) (JR JR気仙沼線「柳津」(ここからバス接続)
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栗原市 (宮城県) |
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7月最終週末に開催される「くりこま山車まつり」に10基程度登場。進行方向に対して横向きに飾りを作る風流山車で、かつては背の高い担ぎ山であったという。囃子は山車の後方につながれた台車の上で演奏され、新庄の囃子にも似ているし、広渕の鹿嶋ばやしにも似ている。木彫りの人形は少なく、青森県南でよく使われる菊人形風のゴム製人形が多い。一部を電動の仕掛けで動かす工夫がよく見られる。宵祭りでは山車の一部(3台程度)が夜間のみ運行、本祭りでは昼過ぎに全ての山車が連動し、町内を巡行する。岩ヶ崎には古くから山車行事があり、くりこま山車祭りはこれをイベントとして取り上げたものであるが、神輿行列などの祭事は見られない。 (平成16・17年見物)
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仙台青葉祭り (平成15・17・18年見物)
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吉原ばやしは現在の北上市二子地方で発祥したものといわれ、花巻祭りの山車のお囃子としてよく知られたものである。石鳥谷以北のアップテンポなお囃子と比べ優雅で穏やかなので、「京風」とか「祇園調」とかいわれる。
北上市内で使われている吉原ばやしはリズムが緩やかで、山車が自分の町内に帰るときには、これとは別に「帰りばやし」という曲を演奏する。花巻祭りでの吉原ばやしは北上のものよりリズムが早く、旋律がよりはっきりしている。花巻の場合は「帰りばやし」は無く、山車が休止している時に「裏ばやし」をはやす(吉原ばやしは「表ばやし」である)。
風流山車以外では、江刺甚句まつりで運行される町内屋台が吉原ばやしをはやしている。六日町銭町組の「祇園ばやし」は花巻とほぼ同じ吉原ばやし、南大通組の「風流秋葉ばやし」はリズムが緩やかで北上市内の雰囲気に近い。また、遠野の南部ばやしの冒頭部分が、北上市内の「帰りばやし」と非常によく似ている(遠野には吉原ばやしは見られない)。
稗貫・和賀地方の山車行事について囃子の面から分類するならば、石鳥谷・盛岡は盛岡風であり、花巻含め北上諸地域(二子・江釣子・黒沢尻)と東和町は花巻風である。東和町土沢祭りの山車ばやしは、しかしながら吉原ばやしとは全く似ていない独自のものである。
吉原ばやしは笛・大太鼓・小太鼓・三味線で演奏する。小太鼓は、稚児装束の少女により演奏される例が多い。小太鼓を手押し車に並べて乗せ、これを山車の前に先行させ少女たちは歩いて叩く。山車に小太鼓のたたき手が全く乗り込まないのは花巻と土沢、北上市内では山車の前の部分に小太鼓が乗る席がある。叩く時に撥を左右に大きく振ったり、飾り打ちを行うのも共通した特徴である。大太鼓は見返し人形の下に並べられた締め太鼓を歩いて叩く。
盛岡地域から二戸地域にかけては山車ばやしは一般にアップテンポであり、花巻以南では一転して穏やかなリズムとなる。両者を併用する例は無い。青森県三戸地方では、三味線の入る優雅な囃子をお通りなど往路ではやし、自町内に帰る際はアップテンポな囃子に切り替わる。宮城県北部でも緩急両方の囃子を伝える山車行事がわずかながら伝わっており、盛岡と花巻で「囃子の住み分け」が行われたのではないか、とも思われる。
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