岩手県花巻市 大迫あんどん祭り

 



若衆組「義経一の谷」

 約200年前江戸時代の大飢饉で日本中が大凶作に見舞われ、東北では特にたくさん餓死者が出た。このとき、旧南部領には餓死者を供養する様々な民俗行事、伝統芸能が誕生したが、中でも山車を伴う稀有な例として、大迫のあんどん祭りがある。

 8月14日、帰省客を迎えて盛り上がる祭りである。夕方の5時か5時半ごろに、町内4つの山車組があんどん山車をカケスから引き出し、盛岡山車の勇壮な囃しに乗せて街中を引き回す。山車の意匠は盛岡山車の異伝ともいうべきもので、大八車に盛岡そのままの構成で大太鼓・小太鼓を配置するが、勢いよく太鼓をたたく秋祭りに比べ、盆のあんどん山車の囃子はどこかおっとりと、淋しげな雰囲気を醸している。笛は1本だけ使う。旋律が醸すのどかさは、慣れ親しんだ日詰の一番組の笛にどこか似ていて、各町の名人が自慢の腕前を遺憾なく披露していた。

 はじめは交通整理をしながら運行するが、交通規制がかかる夜7時ころになると、運行ルートの関係で山車が4つとも商店街の中央「仲町交差点」に集まる。7時・8時・9時と3回このような交差があり、辻を上手に使って互いに道の譲り合いをする。この祭りの一番の盛り上がりである。山車が四方に散ると、その集客を利用して中乙(ながおと)念仏踊り、八木巻(やきまき)神楽、竪沢(たつざわ)鹿踊りなど地元の郷土芸能が披露される。大体30分くらい演じて観客の拍手を浴びたころ、また山車が帰ってきて…と繰り返す。平成18年にはこの機会に各組の音頭と囃子の競演が行われ、その後大迫音頭を歌い踊って盛り上がった。


下若組「成田屋」

 大迫あんどん山車の絵柄は「南部凧絵に影響を受けた」とする人もいる。私が思うに、もっといろいろなところから影響されている。もともと手持ちサイズというか、竹竿に刺して一人で掲げて歩けるサイズのあんどんであったものが、いつしか大型化して秋祭りの山車の車に乗った…との話もある。人形化したのは隣県青森のねぶたの影響だ、という話も聞いた。ねぶたの場合は、都会から持ち込まれた芝居絵などを真似して描いているうちに、いつの間にか津軽独特の画風が生まれ、現在その画風は確固たるものが出来上がっている。一方、大迫についていえば、未だに「独特の画風」というのは生まれていないように感じる。だから盛岡山車の絵紙を真似たり、錦絵を真似たり、ときには漫画やアニメにすら画風を学んでいる。あんどん山車に採り入れられている手塚治虫の画風や少女マンガの画風は、ねぶたが吸収し得なかった「蓄積のタイムラグ」である。

 構図も奇想天外で、全身を描いたり、証明写真のように胸から上を切り抜いたり、顔だけつくった作品もある。ねぶたのように針金を使わないのが信条なので、平面に描いた図と奥行きを使った立体部品が混在する。出来栄えは千差万別で、ときに素人くさい作品も出る。溶かした蝋が絵を流してしまっていたり、顔の真中を竹ひごが思いっきり横断していたりする。芸術的ではないが面白さを感じてしまう作品が多い。
 要するに、発展途上というか、変化の途中なのだ。だからこそ、思いも寄らない作品が出る。演題を聞いただけでは、面白いかつまらないかわからない。同じ演題でも、たとえば100通りの作品が出来るような、そういう山車なのである。流動的であるがゆえに、大迫あんどん山車の作風は格別である。発想に驚くことについて、大迫の右に出る山車祭りは無いのではなかろうか。

 

〜各山車組について〜

[下若組]…下町。武者ものが得意で、鎧は長方形の箱型行燈をつなぎ合わせて表現する。矢や刀、手綱なども細い箱型行燈を引きつなげて作る。顔を小さく全身を描く構図が近年主流となった。両脇のスペースに町内では唯一、山車の演題の背景となるような絵柄を描いていた(平成15年ころの状況)。最近は、音頭や詩などを両脇および飾りの一部に書いている。14日は落ち着いた統制の取れた絵柄、16日は気迫あふれる燃え上がるような画風が定着している。いずれも非常に凝った、練り抜かれた構想である。

上若組「普賢菩薩」
[若衆組(大迫青年の会)]…デザインに盛岡の山車絵番付を参照することが多く、絵柄の一番上に松を描いたりもするので、盛岡山車への意識が一番強いように見える。画風が時折漫画風になり、太い実線で味わい深い仏などが描かれることがある。全体を平面とする絵柄も多い。平成16年ころまで、作業場を体育館に設けてカケスを立てず、祭り当日にビニールシートを1枚上から張っただけの本陣を作っていた。

[
上若組]…上町。江戸の錦絵を意識した人物の表情に独特の味があり、顔を見せる行燈山車、渋く素朴な雰囲気のものをつくる。以前は藤の花を模した▽行燈を、おもに14日の山車に飾っていた。町内4組のうちもっとも古風な作風が感じられる。

[
川若組]…川原町。退治ものなど組みものの演目が得意で、見返しにも相当こだわりが見える。山車全体を蝋止めするのが特徴で、枠と枠との間を糸巻きでつなぐため山車全体が緩やかな曲線を描いている。画風のオリジナリティーが非常に強く、行燈の枠線を上手に活かし、怪物など退治される対象、とりわけ鬼の絵などを迫力満点に仕上げる。他の団体では側面に仏画を描くが、この組では鬼や登り龍など凄みのある構図を描いている。 カケスを設けず高架下で山車を仕上げる。




若衆組2006「毛抜」

 町内にはあんどん山車のほかにも大小さまざまなあんどんがちりばめられて、ぼんやりと辺りを照らしている。大迫独特の盆の風情だ。亀ヶ森から石鳥谷へ抜ける帰り道で、提灯や電飾を使った「光る盆飾り」とでもいうべきものをたくさん見た。このテの風習の延長線上に、大迫のあんどん山車があるのであろう。通りに面した一軒一軒で軒に提灯を吊り、玄関先には腰掛を用意して山車を待っている。山車は狭い道路いっぱいに張り出して、愛想を振りまきながらやってくる。石鳥谷のように、一軒一軒に山車のハナを向けて音頭上げをする。町のどこもかしこも本当に山車を待ちわびているのが、余所者の私にもわかった。

 1日あけて16日には山車の絵柄が変わる。表裏で4種類の絵柄が用意されるわけだが、どれか一つを仏画とすることが暗黙の了解だ。帰省客が戻るので16日は観客が減るといわれているが、引き子の活氣は更に熱を帯び、盛り上がり最高潮…と自分は感じた。


 音頭上げには、一戸と同じように合いの手に太鼓拍子が入っていた。矢鱈に長い音頭があるなあと思って聞いてみると、「小栗判官」という民謡のようなものを祝儀返しに歌っているのだという。これも最後は音頭上げと同じように「よおおいよおおい、よいさあよいさ…」と終わる。時期的なこともあるのだろうが、音頭上げの響きにひどく愛着を感じた。

 

川若組2006「夕涼み」

(平成141516・17・18年見物)


日程整理

14日・16日ともほぼ同じ日程で進行していきます※



      ●午後5時から5時半  各組あんどん山車カケスを出発
      ●午後7時まで     各組地元の門周り
      ●午後7時       仲町交差点に山車4台集結・進路交渉
      ●午後7時過ぎ     進路交渉終了後、仲町交差点にて郷土芸能公演
      ●午後8時       仲町交差点に山車4台集結・進路交渉
      ●午後8時過ぎ     進路交渉終了後、仲町交差点にて郷土芸能公演
      ●午後9時       仲町交差点に山車4台集結・進路交渉
      ●午後9時半      あんどん神輿の運行

 

 

実際に見た山車の感想

平成14年の14日
上若組 若衆組 下若組 川若組
大工六三(ろくざ)/鯉 児雷也/恋する猫たち 巴御前/福の神 安倍晴明/★黒旋風李毅の虎退治
歌舞伎狂言から鯉掴みの場面を取材。南部凧絵風の素朴ながら鋭い表情が光る。蝋の流れ込みが特に目立つ作品で、ここまで行くと表現技法のひとつなのだろう。見返しも鯉の滝登りで、趣向をそろえた。 盛岡山車の絵紙を参考に構想、蝦蟇は煙山画伯、人物は富沢茂氏の絵柄を真似ている。背景は墨絵の竹林。見返しは地元在住(出身?)の絵本画家の作品。 裏面の七福神は一人一人を平面に描いて、それぞれ浮き出したように竹を編んでいる。表は桃色をアクセントとした巴の表情の初々しさ、馬の写実的な表現、折れた矢をしっかり表す細部の気遣いなどが印象に残った。 陰陽師が上方から鬼に襲われる構図で、鬼の配色・デザインが白眉。見返しは同様の趣向で虎退治の場面を描き、表と見まごうほどの出来の良さである。両側面には登り竜の荒々しい飾り絵。
※この年に撮った写真をホームページ「津軽のねぶた」に提供



平成15年の16日
上若組 若衆組 下若組 川若組
関羽/日光菩薩 早川鮎之助/★金の魚 ★川中島(謙信)/★川中島(信玄) ★日本武尊/★お化け傘
味のある表情に関羽の武器の鉾を斜めに添えて。なんとも風情のある山車で、少ない情報からきっちり関羽と分かってしまうのがすごい。見返しは蓮の花が点滅する、これまた味のある仏画。決して上手ではないが、この町のほのかな明かりと茶色い軒にぴったりマッチする。側面は金魚の図柄。行燈山車の持つ味わいを感じさせてくれる一品。 盛岡山車の番付が元になっている作品で、平面に板からあふれ流れる川の激流を描き、それを食い止める鮎之介の雄姿が衣の緑をアクセントに勇壮に描かれている。遠望してこれと見定められる面白みと、近くに寄って独特の表情で楽しませる妙味の2つを兼ね、行燈の大きさを広い平面が見事に感じさせる絶妙なデザイン。見返しは水色を基調に金魚とそれを取り巻く藻を描く、涼しげな風情の一品で、中央上部の金魚だけが金魚灯篭風に立体に作ってあり、山車の最上部から渡した竹の竿に釣り下げた。虚実織り交ぜた行燈山車の面白さを感じた面白い作品。左右に巧妙な仏画を描く。 表は馬から躍り上がって信玄に待ったをかける上杉謙信、斜め下に切り立つ太刀と目前にかざす手のディフォルメの面白み、箱型行燈を巧みに用いて手綱や鎧が表現されているのも枠内製作というこの山車の趣向の上手さ。見返しの信玄を見てやはり人形だけを馬鹿でかく作れる山車はいい、スケールが大きいと思った。兜のクワガタが高さに応じて開閉できる仕掛けだが、それ以前にとてもとても大きい信玄の迫力が圧巻であった。 スサノオノミコトがミズラの白装束でおろちを組み伏せ討たんとする場面。表のバランスは絶妙で、本当に構図の活かし方が上手。独自性の光る表情だが決して不快ではなく、好感を持って楽しめる色調だ。見返しにはお化けが出た。これは本当に珍しい、おそらくここだけの趣向で、傘が上手に怪物の姿を隠している点、周りに取り巻きのお化けたちが右往左往する面白さ、墓石の裏側に青紫の蛍光灯を照らす工夫などが白眉。両側に描く風人雷神図の迫力も見事。


川若組「加藤清正」
 
平成16年の16日
上若組 若衆組 下若組 川若組
早池峰天狗/普賢菩薩 鏡獅子/ぶどう娘 ★成田屋(暫)/成田屋(不動) ★音声菩薩/加藤清正
大きく前方に鼻を突き出す赤面の天狗。決して巧みな作品ではないが、行灯山車本来の見ごたえを感じさせる。葉団扇は小さな行灯をいくつか組み合わせて表現した。見返しは安定感のある厳かな仏画。 盛岡の番付の模写であろうが、髪の色を単に白ではなく淡い水色としたり、衣装の色調も柔らかに、さわやかな色調の山車に仕立てた。奇抜さは無いが安定した作品。 行灯山車だからこそ作れる迫力満点の暫。あえて顔は小さくし、左上に見得を切って大きく広げる手と、肩を思い切り入れて構える大太刀のインパクトがすごい。見返しも存在感抜群で、筆者が大迫を訪れて以来一番の名作。 鳳凰に乗って笛を吹く音声菩薩の表情の静かさが絶妙。色彩も素晴らしく、単調ではないが安定感を感じる仏画山車。見返しは虎の黄色と笹の黄緑が明るい色調をかもし、清正は頭上に槍を捧げた二戸タイプの虎退治。


平成17年の14日
上若組 若衆組 下若組 川若組
矢の根/弁才天 火の鳥/★一の谷 ★大物浦(船弁慶)/★鬼若丸 義経/蔵王権現
大きな顔の矢の根五郎は存在感抜群で、赤、白、黄色の色調の豊かさが歌舞伎ならではの彩を放った。矢は五郎の手を離れ、左上に突き出すように付いている。見返しの弁財天は、七福神というよりは如来様のような風貌。手にした琵琶のピンク色が、全体の色調を柔らかにしている。 「えっ!?」と思うような奇抜な趣向。手塚治の火の鳥を左右対称の幾何学模様のように描いた異色の作品。和の雰囲気に欠ける点が残念だが、意外性があって面白い。見返しは構図を非常に凝った一の谷の戦いで、画面右側に馬上の義経を馬と顔、手のみ描き、左下から中央にかけて谷に布陣する平家の陣営を配すアイディア。 近年の技術向上振りを見事に生かしたバランスの良い2体もの。画面左上には長刀を振るう平知盛の怨霊、右下に巻物を広げ一心に祈祷する弁慶、どちらも表情、色彩とも素晴らしい出来である。見返しは緑とオレンジの色彩で鯉を作り、鬼若丸の修行の場を作った。 画面左側にさかさまに刀を下ろした義経鵯越の逆落とし。見返しは修験道の本尊である蔵王権現の姿を、赤々と燃える炎の光背で描いた。早池峰神楽を意識して修験道の仏を選んだか?!


下若組2006「鷹乗り児雷也」
 
平成18年の14日
上若組 若衆組 下若組 川若組
大蛇丸/大黒様 毛抜/藤娘 ★児雷也/★七つ笠 碇知盛/夕涼み
浮世絵のような風貌で、般若は蛇の強調かと思ったが、わりと実際の歌舞伎に即したデザインだったらしい。蛇の造形も良いし、色合いも良い。見返しはアンドン山車らしい奇抜さがあまり無く、なるほどと思った。 一見全然歌舞伎らしくないのだが、磁石もあるし毛抜きもあるし、必要なものが全部揃ってきちんと歌舞伎の毛抜になっていた。独特の画風で味がある。見返しは平面に大きな美人画を書いたもので、漫画チックだった。 定番の蝦蟇に乗った姿ではなく、弓矢を持って大鷲に乗る児雷也。鷲の顔などアンドンの形を上手く使ってバランスよく仕上げており、構図がまとまっている。見返しは娘道成寺の笠踊りだが、「七つ笠」と題をつけたセンスが面白い。笠が立体で人物が平面というアンドン山車ならではの組み合わせであった。 盛岡一番組の番付風。波の表現が面白かった。見返しは漫画風でアンドン山車の自由度を感じる。

上若組2006「大蛇丸」

平成18年の16日
上若組 若衆組 下若組 川若組
★鏡獅子/地蔵菩薩 ★千手観音/大難猿 悪七兵衛景清/持国天 不動明王/役行者
前髪を掴んだ証明写真サイズの鏡獅子で、大変粗い画風だが味わいがあった。髪の部分に2色の蛍光灯を入れて自動で切り替わる仕掛けにし、髪の色が紅から白へと移り変わるようにした。アンドン山車でないと出来ない大変面白い工夫である。切り替わりがスムーズにいかないのもかえって効果的であった。 顔や身体が大きくて手が極端に細いので、遠くから見ると不思議な昆虫のようである。左右に揺らぎながら夜光虫が大迫の夜を這い歩くさまは、なんだかシュールであった。目の部分に赤い電球を入れて点滅させていた。見返しは、陸に虎が跳ねていて海には龍がいて、その間に南天の枝をかざす小さな猿がいるという絵柄。縁起の良い絵柄とも、「にっちもさっちもいかない」という暗示とも。 盛岡の城西組が出した牢やぶり景清の構図を主に使っている。格子に抱きついた景清が歯を剥き出していたのが面白かった。背景を綺麗に格子でまとめている。 正統派青不動。背にした火焔の影響で少々全体が小振りになってしまったが、絵のスキルは抜群であった。見返しは両足に鬼を踏み据えた役小角で、紫をベースにした安定した構図。

山車のすれ違い(「関羽」と「錦祥女」)

平成19年の14日

上若組 若衆組 下若組 川若組
★関の扉/毘沙門天 三国志 豪傑関羽/豹蝉 ★和藤内の虎退治/錦祥女 剣の護法/児雷也
舞台からはみ出した大鉞がどーんと迫る迫力、半開きの口、うつろな目、明らかに不自然な位置にあるからものすごく目立つ手、桜の花びらの小さな飾り…すごい、というかずるいくらいアンドン山車の利点を生かした快作。大伴黒主の大首絵柄に桜吹雪の背景を描いた。 青森ねぶたの絵図を踏まえた構想、斜め上に上がった手のねじれ具合がなんとも。血走った目は中から赤いライトで点滅。 側面に書いてある音頭がすごくいい文句、構図もまとまっていて、特に虎の使い方がスバラシイ。見返しは器の縁の模様が中国っぽくて、全体に安定感のある一台。 信貴山縁起絵巻より、醍醐天皇の病気を治しに来た金色の童子(参照)、無病息災を願う山車。何かこういう絵ってここしか描けないよね、側面の鯉の方が画風としては私は好き。見返しは巻物に噛み付くキバが印象的。

山車と町並(川若組「剣の護法」)

平成19年の16日

上若組 若衆組 下若組 川若組
★熊坂長範/如意輪観音 矢の根五郎/★聖観音 ★め組の喧嘩/★金剛夜叉明王 瀬織津姫/連獅子
なるほど、大きな役者絵が街路を蠢いているだけで十分面白いのだな。右上の牛若丸の扇がアクセントとしてかなり効いていた。 歌舞伎座とかで湯飲みを買うと描いてある正面から見た矢研ぎ、赤よりは濃いピンクの色調。見返しは観音様を囲む花輪の配色が素晴らしく、アンドン山車ならではの魅力を発信。 構図が素晴らしく良く、両者の目力が蝋の効果で映える映える、四ツ車は本当におっかなかった。顔を完全な平面にしていることで、かえって迫力が出た。見返しも仏画としては最高級に面白く、インパクト大。 早池峰山の女神、龍に乗った姿。見返しの連獅子は親の髪が青くて体勢も独特、何気に牡丹が効いている。


平成20年状況(全体構成より切り抜き)
山車組 見所時間帯 会場アクセス

上若組
演題14:鯰退治/恵比須
演題16:平良門/閻魔大王

下若組
演題14:竜虎(川中島)/八重垣姫
演題16:葛城山 坂田金時と土蜘蛛/こんがら童子・せいたか童子

川若組
演題14:鯉金時/紅葉御前
演題16:十一面観音/風神雷神

若衆組
演題14:船上奮迅/昇り鯉
演題16:鳴神/阿弥陀如来

運行開始は早くても午後4時以降

両日夕方5時半、夜7時、夜8時半に仲町交差点に4台集結

主に仲町に下る際に音頭をたくさん上げる

大迫には「小栗判官」という踊りを伴う珍しい音頭があります

JR石鳥谷駅よりバス接続

JR盛岡駅よりバス接続(大船渡行き)

JR紫波中央駅よりバス接続(10時・14時のみ)



平成21年状況

上若組 若衆組 下若組 川若組
演題14:般若のお面/吉祥天女
演題16:江戸火消し/達磨大師
演題14:児雷也と大蛇丸/大迫かるた
演題16:雨の五郎/文殊菩薩
演題14:菅原伝授手習鑑車引き/精霊流し
演題16:鬼同丸/文殊菩薩
演題14:鬼門金神/巴御前
演題16:俵藤太百足退治/竜虎
14日は大きな般若のお面をどーんと飾ったインパクト抜群の山車、16日は斜め上に掲げた大提灯が印象的な町火消しの錦絵、両日とも発想の光る山車でした。 児雷也は大蛇を握りつぶして大蛇丸を踏み倒す構図、大蛇丸の顔は青白く、目玉は赤く光ります。雨の五郎は手紙を立体にしてアンドンの前に広げました。 例年通りの安定感、やはり上手な下若組。鬼同丸は大蛇の妖術を使う場面で髪からなにから逆立った鬼気迫る一作。アンドン山車の特性を見事に引き出しました。 赤鬼と巴御前の14日、武者と組んだ巴御前は珍しい。百足退治は人物と百足が折り重なりながらきちんと矢を放った構図になっていて、側面には蝶や蜘蛛が跳梁。竜もトラもおのおの迫力たっぷりで、竜の胴もダイナミックに描きました。



文責・写真:山屋 賢一



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