岩手の人形山車では数少ない、平成31年の奉納例となった。
日本武尊が伊吹山の大イノシシに挑んで敗れ、白鳥（しらとり）となって昇天する逸話。大イノシシは、伊吹山の神であった。
八戸山車で何度か見た題材だが、このサイズに落とし込んで非常に映えると分かった。尊の着物が濃い色であるのがよい。イノシシの目玉は、赤く光る。
見返しは弟橘媛。
めでた目出たの 社の森に 響く木遣りの ここちよさ
男いのちを 纏にかけて 今に伝える 火消し衆
黒沢尻12区では10年ぶりの登場となる矢の根五郎、絵紙は富沢茂画伯による定番の矢研ぎ。音頭は直に聞いた分では演題絡み無し。
山車が回ると人形が前に迫ってくるような付き方で、足の添え方もこだわりがある。
見返しは浦島太郎。
改元祝いの巫女舞と恵比寿の山車。
恵比寿の顔が端正で着物も品良く、釣り糸は張られていないものの竿の曲がり具合でそれと伝わる。
見返しはラグビーワールドカップ。
平成31年４月21日撮影／写真・文責：山屋 賢一
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