黒沢尻秋葉神社火防祭典山車2016
平成28年4月24日撮影/写真・文責:山屋 賢一
盛岡借り上げの十二区の山車がこの年も新出し趣向で、しかも今回は表裏であった。そういう試みがある限りは、このような項を出し続けたいと思う。
前年に町火消しが出たので、今回は武官の務める定火消し。やはり貫禄が違う。
牡丹のほか、菊や蓮・アヤメなど盛岡地方では見慣れない花も皆紙製で、多彩な色味だが暗に落ち着きをもって配されている。
江戸の歌舞伎の 顔見世興行 泰平祈りて 舞う踊り
町の印も 田町を玉と 競う祭りの 三番叟
少し前の見返しに裃姿の後見を加え、「伝説の演題」を復活。絵紙は当時の年代物を使用。
祭典後は7月に大更・9月には葛巻下町組の見返しに「三番叟」の題で上がった。
見返しは過去の写真と見比べてみて、顔も兜も手先も新調されているとわかった。特にも兜のキラキラ・硬質感が印象的。
牡丹は前年の鍾馗を彩った風と同じく、立っていて不規則。一戸のように、支柱が四隅に寄っている感があった。
地元製の3区・7区の見返しには滝があり、鯉が登っている。これも当地広域の古態の名残では、と思う。
(管理人連絡先:sutekinaomaturi@outlook.com)
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