八坂神社稲荷神社例大祭一戸まつり2016
諸盛岡山車行事中、際立って「攻めた題」が多い。 撮影・音頭収集:山屋賢一(平成28年8月27日)
九郎義経 飛燕の如く 業を煮やせし 教経よ
(見返し)幼きみかど ゆめ叶わずと 波間に消ゆる 壇ノ浦
1体ものは昭和61年以来・平成14年には平家武者を付けた2体で出している。見返しに幼帝入水の場を採るのがいかにも亜流で良い。
花を競うか 忠臣ふたり 静まもりて 鳥居前
狐忠信 伏見の前で 敵を蹴散らし 見得を切る
舞台の前半に登場する道化隈の弁慶を添えた2体、忠信は鎧を抱え、構えも従来型でない。
見返しに酒の菰樽が上がるのは、当地では非常に珍しい
木曾に粟津の 名残もあとに かおりゆかしき 法の道
今に伝わる 粟津が原に 巴御前の 名を残す
小さめの人形だが、飾りを加えて華やかに。見返しは、夫の木曾義仲が眉間を射られ絶命する場面。
過ぎたるもてなし 桔梗の幕が さだめ決めたる 安土城
(見返し)明智の奇襲に 覚悟の槍を 蘭丸誉れ 本能寺
信長が明智光秀に辛く当たり、恨みを買って本能寺の変を招くとの筋書き。光秀が設けた安土饗応の席を、信長が幕を引きちぎるなどしてぶち壊している。
なお、『本能寺の変』として初めて信長自身を山車に上げたのもこの組。
櫓太鼓に め組の鐘が 響く土俵に 花が咲く
其の名大八 花四ツ車 神明弥生の 町土俵
荷車ごと上げる奇観はこの組の努力・創意から発し、今や県内各地で見られるに至った。見返しは地元姉帯城を夫とともに守り21歳の若さで散った、華麗な女武者。
(音頭)武雄の影にゃ女の心 薙刀一振り小瀧の舞
(データ)
○豪雨のため初日日程を全て中止し、2日目に初日分も合わせた旅程(駅→下天王・下天王→大日天・大日天→駅)で渡御を行った。山車・芸能の動向はあくまで神輿に付随するものであるので、山車も長距離を略さず運行し、本数を減らしたものの門付けもした(主に関屋)。
○八艘飛び・巴御前・小瀧御前…と薙刀を手にした趣向が散見されるが、秋の岩手国体ナギナタ競技を一戸会場で行うことにちなんでいる
岩手県二戸郡一戸町 八坂神社・稲荷神社祭典山車
(管理人連絡先:sutekinaomaturi@outlook.com)
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